アアルトの自邸にある、ドアのハンドル。
パイミオのサナトリウム(結核療養所)でも使われているもの。
取手の先が、丸く囲むようになっているその理由は・・・
いつも忙しく駆けまわる医師や看護師たち。彼らがドアを開けて出ようとする時に、
白衣の袖口をハンドルに引っ掛けてしまわないように。という配慮から
ドア側にむけて、丸く折り込んでいるそうです。
小さな工夫の積み重ねによって、患者さんや働く方々が、
ともにストレス少なく、笑顔でいられることは大切だと気づかされます。
アアルトの建築が細部に宿っています。